低倍発泡シート 自動車 品質担保荷姿改善
板金部品の通い仕切のトータルコストダウン
2021/04/07
改善前
自動車用の板金部品は高発泡ポリエチレン袋で1製品ずつ梱包し、段ボール箱にいくつかまとめて入れて出荷している。
袋は使い捨てなので、出荷毎に袋の購入と廃棄が大量に発生し、併せて袋詰め作業・開梱作業も発生している。
また、輸送中に袋が破れてしまい、製品に傷が付いてしまうという問題も発生した。
改善後
低倍発泡ポリプロピレンにて専用の仕切を作製した。
袋無しで収納しても製品に傷がつきにくい材質を選定することで、袋を廃止することができた。
これにより、袋の購入・廃棄コストの削減・袋詰め・開梱作業コストの削減に成功した。
更なる改善効果として、以下の点が挙げられる。
①仕切に入れることにより、入数の明確化
②仕切に取っ手があるので箱からまとめて製品を出せるので、開梱作業時間の短縮
<袋購入費の削減>
40円/枚×12,000枚/年として、年間480,000の資材コスト削減
<袋詰め作業時間の削減>
(改善前)80秒/箱 (改善後)20秒/箱 = 60秒/箱の削減
1,500箱/年として、年間25時間の作業時間短縮
<開梱作業時間の削減>
(改善前)80秒/箱 (改善後)15秒/箱 = 65秒/箱の削減
1,500箱/年として、年間27時間の作業時間短縮