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【株式会社 アイ・オー・データ機器様】周辺機器に真空成形サイドパッドを採用

  • 501人~
  • コスト低減
  • スペース削減
  • 電気機器

【インタビュー】

株式会社 アイ・オー・データ機器 事業本部 企画開発部 開発4課 山本様

1.周辺機器の包装・物流で気を使うのは…

質問:御社で作っている製品と特長を簡単に教えてください。

山本さん:弊社では、周辺機器を軸にした製品をラインナップしております。周辺機器とは、パソコンやデジタル機器をお客様の用途や目的に合わせてカスタマイズする際の良きサポート役となる製品です。アイ・オー・データ機器は、この分野において機能性やユーザビリティはもとより、感性に訴えるデザインにいたるまで市場から高い評価を受けています。

高度化・多様化の一途をたどる情報社会の中、40年以上に渡り培ってきた技術を用いて時代を見据えた商品展開により、多様なニーズにお応えすることが私たちの不変なる使命であると考えております。お客様一人ひとりの声に耳を傾け、皆様のデジタルライフを支える存在となるべく挑戦を続けております。

そういった製品を扱う点で、包装・物流で特に気を使う点はハードディスクなどの駆動部がある製品です。これらの製品は輸送時の落下衝撃により破損してしまうこともありますので、しっかり試験を行い、問題ないことを確認して出荷しております。

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2.緩衝性能とコストの課題をクリアして真空成形を採用!

質問:今回取り組んだ真空成形サイドパッドの取り組みの経緯は?

山本さん:弊社の製品に使用する緩衝材は、主に、発泡材や段ボールなどを使用していますが、いくつかの課題があります。

発泡材に関しては、緩衝性能が高く繰り返しの衝撃に対して有利ですが、体積がありますので緩衝材単体での輸送効率が悪く、また、在庫する場合のスペースも必要になってきます。

段ボールに関しては組み立てる前は展開状態ですので、緩衝材単体での輸送効率が良く、在庫する場合のスペースも少なくできます。ただし、組み立てる工程が必要でその分の費用が発生します。また、一度の衝撃で破損するなど、繰り返しの性能に関しては不利です。

一方、真空成形の緩衝材に関しては重ねることで緩衝材単体での輸送効率が良く、繰り返しの性能も1度の衝撃で破損することはないので、発泡材や段ボールのデメリットが解消されていますので興味を持っておりました。
その点を御社にヒアリングしたところ、真空成形を実際に使用しているとの情報をいただきましたので、試作して試してみることにしました。

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※山本様(写真右)と質問者(写真左)

質問:真空成形採用に踏み切った理由は?

山本さん:真空成形を採用するにあたって懸念していたのは、緩衝性能と単価です。
実際、御社にて設計いただき試作品にて確認したところ、期待した緩衝性能がでておりました。
単価に関しても御社に検討していただき、予算内に収めることができましたので真空成形を採用することとしました。

3.今後の展望

山本さん:真空成形に関しては、発泡材、段ボールに続く第三の選択肢になると思っています。
ただし真空成形の緩衝材を海外で量産する場合、輸送費や輸送時間がデメリットになりますので、今後は製品の特性に合わせてどれを選択するかを検討していくつもりです。

4.最後に

山本様、この度はお忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

これからも御社のニーズにお応えできるよう提案を続けてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。

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