段ボール トラック自動車部品 荷姿改善
10tトラック用燃料タンクの梱包改善
2021/03/29
10tトラック用燃料タンクの輸送梱包の事例紹介。
燃料タンクは50kg以上の重さがある重量物で、当初は裸で梱包していた。
荷物搬入の際に引きずったり輸送中にぶつかったりすることで、 傷やへこみのクレームが発生し、返品されてしまっていた。そのため、コストはかかるものの、 木枠で梱包することによって問題を解決していた。
木枠梱包から段ボール梱包に改善
木枠梱包から段ボール梱包に切り替えた。
段ボールのサイドパッド形式にすることで引きずりによる 傷付きや輸送中のへこみを木枠同等解消することに成功した。
パッドの底部にハニカムボードを設置することで空間を設け、フォークリフト搬送にも対応できる仕様となった。
改善効果
木枠の組立に時間時間がとられていたが、梱包形態を変更することで作業時間削減以外にも様々な効果が得られた。①木枠組立:15分/個 → 段ボール組立:2分/個
梱包作業時間13分/個の削減に成功
②梱包資材費:50%の削減に成功
③保管スペース:20%の削減に成功
④オール段ボールのため、リサイクルが可能
※2014年グッドパッケージコンテストにて、大型・重量物包装賞を受賞