金型製品の通い化・梱包作業改善
2021/04/06
改善前
金型製品の梱包形態の見直しによる梱包時間と梱包資材の削減実績の紹介。
金型製品をお客様のエンドユーザー様に送る際、紙器箱に製品を入れ、製品の周りを塩ビのシートで保護し、 周囲の隙間にポリエチレンの糸状のものを詰め、更にその周りを不織布で覆うという形態であった。
問題点は、
①お客様での梱包作業の発生。
②エンドユーザー様での梱包箱の廃棄費用の発生。
であった。
改善後
梱包作業を無くすため、内装材は発泡ポリエチレンを用い、形状を製品に合わせたものにした。
その結果、製品をそのまま箱に収納・運搬できるようになった。 また、製品を取り出しやすいように指を入れる穴を付け、簡単に製品を取り出すことが出来るようになった。
さらに、外箱の材質を紙→プラスチック段ボールにすることで、お客様⇔エンドユーザー様間での 通いでの使用が可能となった。梱包箱を廃棄することなく、再利用出来るようになった。
●お客様での梱包作業が皆無。改善前1製品あたり60秒、10製品で600秒=10分の流通加工費削減!
●ワンウェイ→通いの梱包形態にすることで、流通量100ロット/月とすると、年間で
改善前…300円×100箱×12ヶ月=360,000円
改善後…700円×100箱=70,000円となり、年間290,000円の包装資材費削減!