子どもたちの「おしごと体験」を開催しました ~ジョブキッズとやま2024~
TSKは、子どもたちが富山のさまざまな「おしごと」の魅力を学び体感する「ジョブキッズとやま2024」に「物流・包装のしごと」のテーマで参加しました。
8月2日(金)にTSK本社で「おしごと体験」を開催し、参加した9人の小学生とそのご家族に、工場見学や包装材づくりを体験してもらいました。
この記事では、当日の様子をレポートするとともに、TSKがこの取り組みに参加する理由についてご紹介します。
「ジョブキッズとやま」とは?
「ジョブキッズとやま」は、産学官連携組織「ふるさとを学び楽しむ 子育てとやまコンソーシアム」が運営する事業です。富山県内の企業や団体で50種類の「おしごと体験」ができます。
TSKは物流・包装の企業として、この事業が始まった2023年度から参加し、今年で2回目の「おしごと体験」を開催しました。
イベント概要
開催場所:TSK本社
開催日時:2024年8月2日(金)
参加者:小学4年~6年生の子ども9人、そのご家族12人(合計21人)
・当日のタイムテーブル
13:00~13:30 会社紹介
13:30~14:00 工場見学
14:00~14:05 休憩
14:05~14:40 ミニチュア米袋づくり体験
14:40~15:05 ミニチュア包装材づくり体験
15:05~15:30 みんなの感想
工場見学
工場見学では、パイプを使って台車などをつくるパイプシステムや、米袋をはじめとした包装材の製造工程を見学してもらいました。お客様の製品を安全にたくさん運ぶための機器や包装材がどのような機械を使い、どのような工程で作られているのかについてお話しました。
▲工場見学の最中にはクイズも出題。「工場で作っている一番長い運ぶモノは?」「一年間に作られる袋の数は?」「ひとつの米袋に入るお米の量はお茶碗何杯分?」といったクイズを、子どもたちに考えてもらいました。
▲真剣に耳を傾け、初めてみる製品や機械の動きをじっと観察する姿もありました。
▲自分たちの働く環境を自分たちの手でより良くする「KAIZEN」の取り組みについても紹介しました。活動のひとつとして、掃除や片付けを大切にしていることをお話しました。
ミニチュア米袋・ミニチュア包装材づくり体験
工場見学のあとは、実際に手を動かし、ミニチュア米袋とミニチュア包装材づくりに挑戦です。
▲ミニチュア米袋は、工場の機械と同じやり方を自分の手で体験してもらいました。
▲ハサミで切ったり、折ったり、のりで貼り付けたりしながら、筒状の袋を完成させていきます。黙々と作業している子もいれば、家族で協力する姿も見られました。
▲部品などの運搬に使うミニチュア包装材の組み立ても体験してもらいました。パーツの凹凸を組み合わせて形を作っていきます。パズルで遊ぶような感覚で組み立ててもらいました。
▲完成した米袋と包装材は記念に持ち帰っていただきました。
子どもたちの感想
「工場の機械が想像していたよりもすごかった」
「昔からずっと包装材を作っていてすごいと思った」
「紙を切り貼りするのは難しかった」
「お米の袋をつくるのは難しかったけど楽しかった」
「ものづくりは思ってたより簡単だなと思った」
「工場では簡単にたくさんの紙袋を作っていたけど、自分で作ってみたら難しいことがわかった。機械でたくさん作れるのはすごいなと思った」
「身近なものが裏ではすごく大変そうに作られていることを知ることができて勉強になった」
子どもたちが「好き」を見つけるお手伝いを
最後に、TSKが「ジョブキッズとやま」に参加した理由やこの取り組みで大切にしていることについて、運営メンバーの一人であるマツモトさんに聞きました。
ー「ジョブキッズとやま」に参加した理由を教えてください。
子どもたちにモノづくりの楽しさや、富山で働くことの魅力を伝えたいという想いから参加しました。子どもたちの将来につながる、とても意義のある取り組みだと感じています。
ー「おしごと体験」を通して、子どもたちにどんな経験をしてもらいたいですか?
10歳前後は、自分がどんな人間なのかを考え始める時期です。この時期にさまざまな体験を通じて、自分が好きなことや苦手なことをたくさん知ってほしいと思います。
物流や包装はあまり注目されない分野かもしれませんが、実はとても身近な仕事です。普段、子どもたちが遊んでいるおもちゃも、梱包され、トラックで運ばれなければ手元に届くこともなかったはずです。そうした物流や包装の身近さに目を向けることで、物流やモノづくりに興味を持ってもらうきっかけになればと思っています。
自分の「好き」に気づければ、将来の選択肢も広がりますし、自分を発見するきっかけにもなると思います。
ー実際に参加した子どもたちの様子はどうでしたか?
ミニチュア米袋を作る体験では、完成したものを大事に持ち帰る子どもたちの姿が印象的でした。自分で作ったという達成感や思い入れが生まれたのだと思います。楽しそうに体験している姿を見て、やって良かった!と感じました。
ー最後に、この取り組みを通して実現したいことを教えてください。
この活動は、可能性の種を蒔くものだと思っています。将来、子どもたちが花を咲かせる時に、今回の経験が役に立てば嬉しいです。
今後も、地域の子どもたちが気軽に見学できる会社であり続けたいと思っています。