

【ファクトリースタディツアー】バイホロン様にご参加いただきました!
バイホロン株式会社様に、TSKのファクトリースタディツアー(FST)へご参加いただきました。この記事では、その時の様子をレポートします。
開催概要
場所:TSK本社
日時:2024年8月7日(水)
参加者:バイホロン株式会社様 計5名
・当日のタイムテーブル
13:00~13:30 オープニング(アイスブレイク、TSK概要&見どころ紹介、目的セット)
13:30~14:00 工場見学
15:00~16:00 ワークショップ
オープニング
社内に「改善推進委員会」を立ち上げ、長年にわたり、製造部を中心とした改善活動に取り組んでおられるバイホロン様。コロナ禍によって他社の改善を見る機会が減る中で、「他社との意見交換や交流を通じて、自社の取り組みを客観的に捉え直す機会にしたい」と、今回FSTにご参加いただきました。
▲オープニングの様子。まずは、アイスブレイクで場の緊張をほぐします。TSKの会社概要や見どころを紹介したあと、工場見学で見たい・知りたいポイントについて、あらかじめ書き出していただきました。最初に目的意識を言語化しておくことで、工場見学の際に視点が定まり、気づきを得やすくする狙いがあります。
工場見学
今回の工場見学では、製袋課や富山加工課、ロジスティクス課などを回りました。各現場の社員が自分たちで行った改善事例をご説明しました。
▲バイホロン様が特に興味を示してくださったのが、パイプ組立ラインの「パイプ製のオリジナルゴミ箱」。
ゴミ袋の直置きは見た目も作業性も悪いため、廃材のパイプでダストワゴンを作成した改善事例です。ゴミ袋を取り出しやすくするために、パイプが取り外せる仕掛けを施しているほか、キャスターをつけることで移動がラクになるところもポイント。
バイホロン様「今までは、欲しいものがあってもこんなふうに自分でつくるという発想はなく、上司に相談して新たな既製品を探すだけでした。それだと自分たちの必要性をぴったりと満たす商品を見つけるのは難しく、我慢して使っていたこともあります。これからは自分の手で役立つものをつくってみたいです。廃材を利用しているのもSDGsでいいですね」
▲ロジスティクス課の改善事例「滑るシートでの先入れ先出し」も実際に試していただきました。
この事例は、これまでハンドリフトで動かしていた段ボールを、床に滑るシート(μデッキパネル)を設置することで人の手で簡単に移動できるように効率化した改善です。営業担当社員からの情報共有がきっかけで実用化されました。
バイホロン様「部署を超えたコミュニケーションで情報交換をし、改善につなげられるのは素晴らしいです」
ワークショップ
続くワークショップでは、工場見学をしながら気づいたことや気になったことをもとに、グループワークを行いました。
▲「よかったところ」「私が社員だったらこうする!(提案)」「私たちの現場との違い(社風・仕組み)」「私たちの現場に持ち帰りたいと思ったところ」の4つについて、付箋に意見を書き出していきます。
▲ほかの人の気づきや注目したポイントをチェックしながら意見交換をしました。最後に、一人ずつ「明日からの私の取り組み宣言!」として、今回のツアーの学びをもとに、次に起こす具体的なアクションをひとつ宣言していただきました。
バイホロン様の感想
- 工場見学だけでなく、ワークの場があることが良かったです。自社で活かせるアイデアがありました。
- 社員がニコニコしていて、活気に満ちているというのが第一印象。『KAIZENが生き生きと働くことにつながる』という言葉の意味がわかったような気がします。
- 社風や理念をKAIZENと結び付けているのが素晴らしい。自社の改善委員会でも検討したいです。
- 社員が自然体でKAIZENに取り組んでいる姿が印象的でした。チームで集まってKAIZENの意見出しをしているのが良い。やってみてうまくいかなかったことなども率直に話すことで、現実的なアイデアに落とし込みやすいのではと感じました。
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ファクトリースタディツアーは、次のような課題感をお持ちの方に最適です。
- 工場見学を通して新たな学びを得たい
- 管理職として現場に新しい気づきや刺激を与えたい
- ほかのモノづくり企業との交流や情報交換を深めたい
モノづくりの現場を共に学び、成長する仲間として、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。詳細についてはお気軽にお問い合わせください!