インタビュー
「営業」と「人財/組織開発」の二刀流で活躍。試練をバネに学びとチャレンジを続けた13年

「営業」と「人財/組織開発」の二刀流で活躍。試練をバネに学びとチャレンジを続けた13年

プロフィール
角出哲也さん|営業技術部 関西営業所 所長、ヒューマンリソース部 部長 2011年新卒入社

人との出会いを求めて営業職に

―TSKに入社を決めた理由を教えてください。

角出:もともと教師を目指して大学の教育学部に入ったのですが、二十歳でアメリカに短期留学し、多様な国籍の人たちと時間を共にする中で、自分が関わってきた世界の狭さを知りました。「もっといろいろな人に会ってみたい」と思うようになり、営業職を志望しました。
年齢関係なく活躍したかったので、就活は中堅・中小企業に絞りました。その中でTSKを選んだのは、「必要とされている」というご縁を強く感じたからです。よく覚えているのは、最終面接の時に雪が降っていて、社長(現会長)から「白星の雪だ」と言われたこと。一介の学生にここまで熱意を向けてくれた会社はほかにはなく、それが何より嬉しくて、「ここしかない」と思い入社を決めました。

―入社後の仕事内容について教えてください。

角出:1年目は名古屋営業所に配属になり、2年目は新たに開設された関西営業所の立ち上げに関わりました。さらに3年目から5年目にかけては、新たに取引が始まったお客様の大型案件に営業として付きっ切りであたりました。当時はちょうど太陽光発電の需要が伸び始めた時期で、パワーコンディショナーの包装材の設計・開発や、それに伴う供給体制の構築を一から行うことになったのです。目が回るような毎日で、失敗してお客様から数えきれないほどのお叱りを受け続けましたが、急ピッチでの生産体制の垂直立ち上げをどうにか成し遂げることができました。

―当時の経験がその後の仕事に活かされているという感触はありますか?

角出:数々のトラブルに直面し、それに対処する中で身についた力は確実にあったと思います。自分のキャリアにとって大きな自信につながる経験になりました。「動いた分だけちゃんと結果が得られる」という手ごたえを初めて感じたのもこの時です。太陽光発電/クリーンエネルギーという急成長分野のモノづくりの現場に関われたことはすごく刺激的でしたし、一流企業のお客様のやり方を間近で見て、“真似”をしながら成長できたことも大きかった。その時に学んだことが、今の仕事の進め方の基盤になっています。

いくつになっても学び直せる組織づくりを

―入社13年目の今は、どんなお仕事をされているのでしょうか?

角出:30歳手前で関西営業所の所長になり、初めて部下を持ち、営業所の拡大に力を注ぎました。現在は、引き続き関西営業所の責任者を務めながら、富山本社でヒューマンリソース部の部長として、人財育成のための研修企画や人事評価制度の改善といった人財/組織開発を中心に、採用や広報業務まで幅広く行っています。

―営業だけでなく、人財/組織開発にも取り組むようになったのはなぜですか?

角出:営業所の所長を任され、営業として評価してもらえたことは嬉しかったのですが、そのうちに、目先の売り上げや利益ばかりに囚われて、それを達成することを目的に仕事をしていたことに気づきました。そこから、「一体、何のために働いているんだろう」と自分を見つめ直そうと思ったんです。

もちろん、会社として利益を上げることは不可欠ですが、それだけではなく、人の成長や社内の文化を大切にして、それを会社の資産として育てていけるような仕事もしてみたいと思うようになりました。そんな中で、ちょうど人財/組織開発を一緒に進めていく人財を探していた社長から、「やらないか」と声をかけてもらいました。

―実際にやってみて営業の仕事との共通点や違いを感じる部分はありますか?

角出:共通するところもあれば、全く異なる点もあります。例えば、顧客視点に立ち、真の課題や潜在ニーズを捉えて手を打っていくところは、人財/組織開発においても、会社が目指す未来や理想の組織像をもとに取り組むべき課題を見つけ、研修企画などに落とし込んでいくという点で共通しています。

一方、そうしたこれまでの経験が通用しない部分については、ゼロから学び直しながら試行錯誤しています。人や組織の成長にとって、年を重ねてからも学び直したり、新しいチャレンジができることはとても大切だと思うので、ヒューマンリソース部としてもそうした環境づくりに意識的に取り組んでいるところです。

誰かの成長を後押しできる喜び

―働いていて、どんなときにやりがいを感じますか?

角出:やはり一番は、お客様にお褒めの言葉をいただいた時ですね。嬉しかった瞬間はいくつもありますが、中でも心に残っているのが、あるサプライヤーのお客様と仕事をした時のことです。先方の若手のご担当者と一緒に案件の立ち上げをしたのですが、無事、仕事が終わり社長のもとへご挨拶に伺ったところ、「彼を育ててくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてくださいました。私自身も若手時代、「お客様に育てていただいた」と感じていましたが、今度は自分が誰かの成長を後押しできる立場になれたんだと思ったら本当に嬉しくて、この仕事を続けてきてよかったと思いました。

何のために働くのか――。これまでのことを振り返ってみると、その答えは、「身の周りの人を幸せにするため」だったのだなと思います。それはTSKがバリューとして掲げる「利他の心」であると同時に、何より自分のためでもある。相手が満たされた顔をしていたら自分の心まで豊かになるので、結局、すべては自分に返ってきます。

―最後に、今後の目標について教えてください。

角出:現在、TSKがこれまで力を入れてきた工場見学をさらに発展させ、モノづくり企業がつながり、共に学び合う場づくり(ファクトリースタディ)を進めています。自分が主導的な立場となって、法人を立ち上げるという新たな試みに今まさにチャレンジしているところで、こうした機会を与えていただいたことにとても感謝しています。

まずは2030年をひとつのゴールに、この取り組みが実を結ぶよう、真摯に、そして少しばかりの野心を持って向き合っていきたいです。

一緒に働く仲間から、紹介コメントをもらいました!

シマダさん(情報システム):角出さんは、入社後の半年研修期間の上司でした。常に新しいことを考えて一歩先の仕事をされている方で、どんな話も真摯に聞いてくださいます。社員の働きやすい環境づくりのため、いつも様々な意見を受け止めてくださりありがとうございます。

ツボサキさん(技術):私は技術部門として、角出さんが営業担当しているお客様の案件の設計や試験などの業務対応をしています。角出さんは人の話を聴くのが上手で、お客様からの聞き取りも、社内への伝達も非常に丁寧です。学び取ろうとする意欲が高く、いつも溌剌としていて、その姿を見るたびに良い刺激をもらっています。角出さんと話をすると、考えが整理されてとても助かっています。ありがとう!

ミマさん(営業):私の入社から現在まで関西営業所の直属の部下として一緒に仕事させていただいてます。顧客、社内ともに非常に丁寧な仕事、対応をされる方ですごく尊敬しています。仕事でもユーモアを忘れず、楽しく一緒に働けています!今後ともよろしくお願いいたします!

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