

20代は全力で働く! インサイドセールスで新規開拓に挑む日々
プロフィール
ササキさん|事業推進部 2023年入社
「裏門」での出会いが人生を変えた
―学生時代はどのように過ごしましたか?
高校では陸上部で長距離走に打ち込みました。競技で良い成績を残せたものの、「陸上しか頑張れなかった」という思いがあり、大学ではもっと視野を広げようと、バイトやサークル、ボランティアなど、さまざまな活動に力を注ぎました。
その中で特に大きな経験になったのが「裏門」の運営です。「裏門」は、バーを兼ね備えたコミュニティスペースで、アントレプレナーシップを持った学生の育成や、学生と企業のマッチングなどを目的とした場所です。僕はそこで学生店長を任されました。バーのカウンターに立ち、普段関わる機会の少ない社会人や経営者とお話をするのはとても刺激的でした。実はその中の一人が、TSKの社長・亮太さんだったんです。
―どのような出会いだったのですか?
僕が「裏門」にスタッフとして参加した時、亮太さんもコミュニケーターチームの一員として関わっていました。亮太さんは未来志向で、次々と新しいアイデアをかたちにしていくタイプの人。自分には思いもつかないような発想を持ち、それを即行動に移す姿に惹かれました。
―どのようにTSKへの入社を決めましたか?
当時、就職活動の軸として重視していたポイントは3つありました。
一つ目は「会社の規模」です。大企業だと自分は埋もれてしまい、十分な力を発揮できないような気がしたんです。周りと比較されたり、競争が激しい環境では、きっと委縮して押しつぶされてしまう。これまでの経験から、自分には中小企業のほうが合っているのではないかと思うようになりました。
二つ目は「誰と働くのか」です。僕は亮太さんの人柄をよく知っていたし、TSKのほかの社員の方々とも「裏門」ですでに交流があったので、入社後のギャップが少なく、安心感がありました。
三つ目は、「チャンスを与えてもらえる環境」です。TSKの方々は入社前から僕の強みだけでなく、弱みも理解していただいていました。その上で、挑戦の機会を与えてもらえると感じたことが決め手になりました。ほかの会社よりも早くスキルを身につけ、キャリアアップできる環境があるのではないかと感じたのです。そして最終的には、自分の直感を信じてTSKへの入社を決めました。
インサイドセールスで新規開拓の仕組みをつくる
―入社後は、どのように仕事を覚えていきましたか?
まずは、包装材という商材や製造業について理解することからのスタートでした。研修で営業や生産部門を回り、受注から設計、製造までの流れを学びました。
そこで気づいたのは、TSKは包装材メーカーの中でも「弱者」であるということです。それでも85年間生き残ってこられたのは、戦力の勝る大手にはない強みがあるから。例えば、真空成形トレイの分野では、コンビニ弁当のパックや工業用トレイなど幅広い商材に対応したところで大手には適いません。そこでTSKは、自動車部品向けのトレイに特化し、技術力で差別化を図っていました。
そうした営業戦略を理解するにつれ、自分も“ナンバーワン“ではなく“オンリーワン”の営業として成果を出そう、と心に決めました。僕は大学受験で得意分野の数学と理科に絞って勉強することで合格したので、特定のことに注力する有効性は身をもって知っているし、そうしたやり方は自分に合っているなと感じています。
―現在の仕事内容について教えてください。
事業推進部でインサイドセールスを担当しています。一言で言えば、新規のお客様の掘り起こしです。具体的には、TSKの商材が必要とされる企業をリサーチし、電話をかけてアプローチします。興味を持っていただけたら資料を送り、アポイントを取る、といった業務です。アポが取れたら、実働部隊のフィールドセールスに引き継ぎますが、そこで終わりではなく、訪問後のフィードバックをもとに情報を整理し、次のアプローチにつなげていきます。そのPDCAを回し、新規開拓を安定的かつ継続的に行える仕組みづくりをすることが自分の仕事です。
―新規の電話営業は大変ではないですか?
実は、そうでもないんですよ。B to Bのテレアポなので、相手もビジネスライクに対応してくれますし、必要なかったらきっぱり断られるだけなので、割り切って対応できます。むしろ「宝探し」をしているような感覚で楽しいです(笑)。
アポが取れた時、訪問は別のフィールドセールスが伺うことを伝えると、「ササキさんは来ないんですか?」と、少し残念そうな返事をくださることがあって、それが嬉しいんです。好感を持っていただけた手応えを感じられて、モチベーションにつながっています。
掘り起こした仕事がかたちになる喜び
―これまでで忘れられない失敗談はありますか?
入社半年頃、ある流通系の企業さんから「TRAPALLE(トラパレ)」のお問い合わせをいただきました。現場を見に行くと、作業員の方がものすごく地道で大変な作業をしていて、「この状況を絶対に改善したい」と使命感に駆られました。
でも、熱意ばかりが先走り、その案件に時間をかけ過ぎていたため、上司からストップがかかりました。実際の受注の可能性は限りなく低かったからです。その時に、自分は「経済なき道徳」に陥っていたことに気づきました。もちろん、お客様の課題解決は大事ですが、同時に会社の利益も考えなければならない。セールスの本質を学んだ経験でした。
―仕事にやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
何より嬉しかったのは、自分が新規でアポを取ってご縁ができたお客様の製品が、生産ラインに流れているのを見た時です。一年ほどかかったと思いますが、「ついにここまで来た!」と感慨深い気持ちになりました。「〇〇様の納期どうなってる?」など、社内でお客様の名前が飛び交っているのを聞いた時も大きな達成感がありました。
フィールドセールスの方に頼られることもモチベーションにつながっています。最近は、「ササキくん、この地域のアポまだ?」などと声をかけてもらうことも増えました。会社の売上に直接貢献できるのも大きいですね。
学び続けた先に次なる挑戦を見つけたい
―最後に、今後の目標を教えてください。
僕は今入社3年目なのですが、20代のうちは、とにかく全力で働きたいですね。セールスやマーケティングのスキルを磨き、どんな商材でも売れるようになりたいです。
そのためには学び続けることが大切だと思っています。社会に出てみて、「自分のこれまでの経験や知識は、世の中から見れば、ほんのわずかなことに過ぎなかった」と痛感しています。業務に直接関係ないことでも、その学びはどこかで活きると思うので、これからも色々なことに興味を持って学び続けていきたいです。その先に新たな挑戦が見えてくるのではないかと期待しています。
一緒に働く仲間から、紹介コメントをもらいました!
カナガワさん(リクルート):ササキさんは後輩で、一緒に新卒採用をしています。一言であらわすと「仕組化のプロ」。自分で課題を見つけ、別の人が行っても効果がでるような再現性のある仕組みを作ってくれます。その視点ややり方がとてもカッコよく、いつも驚きと感動とともに勉強させてもらっています。仕事の成果を大切にしながら情熱を持って働いていて、知れば知るほどいろいろな一面があって人柄も奥が深くて面白いです!責任感があり、ロジカルな思考力や発想力、実行力もあるすごい後輩です。
タクミさん(事業推進):ササキくんは同じ部署の後輩ですが、とにかくバイタリティーがすごいです。未経験のことであっても「まずはやってみよう」とチャレンジし、知識や経験として吸収していきます。新人研修でYouTubeの動画作りにトライした際も、自分で試行錯誤して、あっという間に複数本の質の高い動画を完成させてしまいました。すでに入社5~6年目かと思うような仕事ぶりで、とても頼もしいです。誰とでも分け隔てなく接したり、メンバーと協力関係を築いて取り組むのも上手です。これからいろいろな壁に突き当たっても、ササキくんなら持ち前のバイタリティーで勢いよく飛び越えて前に進んでいけるはず。インサイドセールス・フィールドセールスでワンチームとなって頑張っていきましょう!
オオツボさん(業務):ササキさんの仕事ぶりは「すごい」。この一言です。仕事に対する熱意、スピード感、まじめさ、向上心、常に一歩先を進んでいます。明るくて、誰とでもちょうどいい距離感を保つのも上手です。同期としてササキさんの活躍が誇らしく、尊敬しています。私もその姿を見て頑張ろうと思えます。便利なツールがあれば取り入れて、自分のものにするのも早い。すべてにおいて効率を重視していそうな印象があります(笑)。毎日出社前にランニングしていると聞いて、すごいさすがだと思いました。その時点でいい1日が送れそう。時間の使い方をまねしたいです!