スキャナ用包装材のJIT対応を効率よく運用

2021/04/30

改善前

　１，１００×１，１００（ｍｍ）サイズの平パレット２枚で１０セット分を納入していた。パレットに異なる寸法の製品を積み重ねるため高くまで積むことができず、面積ばかり必要になって保管効率が悪かった。
　また段ボール・緩衝材・袋など合計８種類のＫＩＴ構成品毎にＰＰバンドで縛ったり、袋に収納するなどの梱包作業を行い、 納入後はお客様にて開梱作業を行う必要があった。

改善後

　高さ方向の保管効率を高めるために平パレットではなくロールボックスパレットを用い、 段ボール（みかん箱タイプ、蓋なし構造）を合計７種類の各品の寸法に合わせて作製した。 これにより２，２００×１，１００（ｍｍ）の面積で１０セットしか積載できなかったものが、８００×１，１００（ｍｍ）の面積で積載可能となった。
　また段ボール箱サイズが各ＫＩＴ品にフィットしているため、ＰＰバンドで縛ったり、袋に収納するといった梱包時間が大幅に削減できた。これにより、お客様で開梱する時間も短縮できた。

効果

●１０セット置くのに、２，２００×１，１００（ｍｍ）の面積が必要→８００×１，１００（ｍｍ）の面積で積載可能。約６３％の保管効率改善!!。
●ＴＳＫの梱包時間とお客様のほうで開梱する時間が大幅に削減。１０セットあたり前者で６分、後者で３分の合計９分の時間短縮！！