インタビュー
リクルート担当として活躍。 目標に向かってまっすぐ進む、これが“私らしい働き方”

リクルート担当として活躍。 目標に向かってまっすぐ進む、これが“私らしい働き方”

プロフィール

カナガワさん|経営企画部 リクルートチーム 2016年入社

学ぶ楽しさを知った大学時代と、
視野が広がった就職活動

―大学ではどんなことをしていましたか?

経営学科に在籍していたので、経営学や経済学、組織行動論などを学んでいました。実は私、高校まで部活動しかしてこなくて。でも、大学の周りには娯楽が少なくて、あまりにも暇だったから(笑)、自然と学科の勉強に集中するようになったんです。そうやって勉強を続けるうちに、「学ぶことってこんなに面白いんだ」って初めて気づきました。新しく知識を得ることは、テストで良い点を取るためだけじゃなく、生きていく上で自分の血肉になるものなんだと気づけたのは、とても大きな出来事でした。

―サークル活動などはしていましたか?

手話サークルと、「マルチメディアコミュニケーションサークル」という、とても長い名前のサークルに所属していました。マルチメディアの方は、CMやショートムービーなどの動画を企画して制作するサークルだったのですが、そこに集まる人たちがとにかく個性的で面白くて。刀とか自衛隊とか、いろいろな分野の“オタク”たちが県内外からたくさん集まってきていて、彼らとの関わりの中で一気に世界が広がった感じがしました。

―就職活動はどのように進めていきましたか?

大学1、2年の頃に観たある映画に影響を受けて、「仕事もプライベートも全力で楽しむキャリアウーマン」に憧れるようになりました。華やかに働く女性といえば、出版社や広告・デザイン業界のイメージが強かったので、まずはその分野を中心に企業を探していました。でも、合同説明会で話を聞いたり、インターンを探して会社見学に行ったりする中で、だんだんと理想だけでは語れない現実や「仕事内容が合わないかも」と感じる部分も見えてきて……。この業界に囚われずに、もう少し視野を広げてみてもいいんじゃないかと思うようになり、小売業や建築、製造業など、ほかの業界にも目を向けるようになりました。

―TSKのことはどのようにして知りましたか?

ある合同企業説明会で、「とっても素敵な会社TSK」という印象的なキャッチコピーを耳にしたのがきっかけでした。直感的に「なんか面白そう!」と感じて、会社見学に参加することにしました。

―初めてTSKを訪れた時の印象と、入社を決めた理由を教えてください。

まず、工場を見学した時に、「機械がかっこいい!」と思いました。創業以来、TSKの製袋事業を支え続けてきた機械たちは、一見すると古く見えるかもしれませんが、私はそこに歴史の重みを感じたし、たくさんの袋を一生懸命つくる姿に心を動かされました。

包装材の企画事業では、お客様のニーズに応えるために、ありとあらゆる素材・形状で応え、その形に正解がないところにも面白さを感じました。もともと、工作や図工が好きで工夫してモノを作るのは好きでしたし、「創造力」を使って顧客課題を解決する仕事は出版や広告業界だけじゃなかったんだと知り、製造業に一層興味を持つようになりました。

そして、最後の決め手になったのが、会長が話してくれた「利他の心」という理念です。「TSKには、仲間やお客様のために一生懸命働く社員が多いんだよ」と、誇らしげに話されていた姿がとても印象的で。それを象徴するかのように、温かく出迎えてくださった社員の皆さんの笑顔も心に残っていて、働く人たちがすごく素敵だなと感じました。

最終選考まで進む中で、「この会社の力になりたい」という思いが強くなり、入社を決めました。

社会のニーズに応えた、コロナ禍での新商品開発

―入社後はどのような仕事から始めましたか?

入社時は、営業事務(現在の業務課)に配属となりました。社内システムの操作も、製品の仕組みもまったくわからない状態からのスタートでしたが、先輩方が丁寧に教えてくださり、少しずつ仕事を覚えていきました。先輩が入力した画面をスクショして、「なぜこの入力が必要なのか?」を一つひとつ自分なりに理解しようと努めて、少しずつできることが増えていくのはすごく楽しかったです。ひとりでお客様を最初から最後まで担当できたときは嬉しかったし、いろいろな部署と協力して大きな課題をKAIZENしてやっつけたときは、大きな岩を壊したような達成感がありました。

―コロナ禍には、カナガワさんのアイデアで開発したフェイスシールドがヒットしたそうですが、これはどのように誕生したのですか?

社内の「商品開発プロジェクト」の一環で考えたものでした。包装材やパイプなど既存の部材を活用して、新しいヒット商品を生み出そうという取り組みの中で、私自身もアイデアを出す機会がありました。当時は、コロナ禍の影響で、TSKの主力顧客である自動車部品メーカーさんの工場が一時的に稼働停止となり、仕入れ先から「何か仕事はありませんか?」と連絡が相次ぐような逼迫した状態で……。そんな時に、テレビで医療従事者の皆さんが命がけで働いておられる姿を目にして、「私たちにできることはないか」と考え始めました。

真空成形の原料となるプラスチックシートを使えば、フェイスシールドが作れるのではと思い立ち、セロハンテープでペタペタと切り貼りしたものを上司に見せたところ、すぐに試作品をつくってもらえることになりました。さらに会長が地域の市民病院に働きかけてくださり、「たくさん持ってきてほしい」というお話をいただいたことで、本格的な量産体制の構築が始まりました。さまざまな部署と連携して、できるだけ低価格で安定供給できるよう工夫と調整を重ねた結果、商品として無事に販売できるまでになりました。時代背景や社会情勢によって必要とされるものは変化する。そのことを実感し、柔軟な発想で変わりゆく課題を解決していくことの大切さを学べた貴重な経験になりました。そして何より、部署を超えて多くの方が協力してくださったからこそ実現できたことだったと、とても感謝しています。

苦手を克服するために選んだ「採用」の仕事

―現在は、採用・広報業務を中心に担当されていますが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけはやはりコロナ禍で、採用活動がうまくいかず、応募者がゼロになってしまったことでした。その時期に、まずは「お手伝い」という形で採用の仕事に関わるようになりました。その後、自分のキャリアをどう築いていくかを考えるタイミングがあり、業務課でマネジメント職を目指す道と、採用・広報の分野で専門性を深める道で迷った結果、最終的に後者を選びました。

―なぜ採用を選んだのですか?

業務課の仕事もやりがいがあって好きだったのですが、私は昔からプレゼンや言葉で人に何かを伝えるのがすごく苦手で。人前に出ると頭が真っ白になってしまうタイプだったので、それを克服したかったし、会社が今一番課題に感じているところの力になりたいという思いから、採用の仕事を選びました。

―具体的な仕事内容について教えてください。

まずは、「どんな手段でTSKの魅力を発信していくか」を考えるところから始まります。例えば、合同説明会に出るのか、求人媒体やエージェントを活用するのか、方針を決めます。次に、それぞれの手段に合わせて、「どう伝えればTSKの魅力が伝わるか」を考え、面談や面接などを通して求職者の志望度を高めていく。その一連の仕組みを仲間と一緒につくっていくのが、今の私の仕事です。

―この仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

採用の仕事は、営業に近い要素もあって、これまで自分にはなかったスキルや頭の使い方が求められるので、学ぶことばかりです。最初は「本当に学生さんに思いが届いてるのかな……」と不安になることも多くて手探り状態でした。でも、頼もしい採用チームの仲間もでき、何度も試行錯誤を重ねる中で、少しずつ「こうすれば伝わる」という型のようなものが見えてきて。そこからは、徐々に肩の力も抜けて、自信を持って取り組めるようになりました。

TSKと一緒に成長してくれる新しい仲間が入社してくれることは、既存社員にとっても大きな刺激になります。「何か手助けしてあげたいな」とか「自分も負けずに頑張ろう」と思えたりする。そうやって会社全体が元気になっていく姿を見ると、本当にやりがいを感じます。

社員一人ひとりが仕事に熱中できる環境づくりを

―今後の目標を教えてください。

採用の仕事は、TSKに合った人材を採用して終わりではなくて、その後の活躍や定着まで見据える必要があると感じています。そうした思いから、現在は採用業務に加えて、会社の基盤を支える総務や労務の分野にも新たに挑戦しています。

目標は、社員一人ひとりが自然に仕事に熱中できるような環境づくりを進めることです。今ちょうど、従業員のエンゲージメント調査を実施していて、そこから見えてきた課題を一つひとつ整理しながら、改善に取り組もうとしているところです。また、コンプライアンスや労務管理、就業規則など、制度面についても勉強しながら、変化する社会に合わせて整えていきたいと考えています。

―カナガワさんは、営業事務から採用・広報、総務と、入社以来、さまざまな業務を経験していますね。

本当にありがたいことに、これまで会社が課題だと感じている部分を次々と任せていただけたと感じています。だからこそ、今後も新しい課題が出てきたときは、その解決に向けて全力で取り組んでいきたいです。そういうスタイルが、”私らしい働き方”なんだと思います。

以前は「キラキラしたキャリアウーマン」への憧れもありましたが、今はそういうイメージに囚われることもなくなりました。社会はとても複雑で理想通りにいかないことも多いですが、だからこそ新しい知識や経験から学び続けて、そこにある大きな課題を解決できるとすごく面白いです。特に「本気で取り組みたい」と思えることに出会えると、迷いなくまっすぐ進んでいける気がします。これからもそんな風に楽しく取り組んでいった先に、自然と力が身について、自分らしい道が拓けていくといいなと思っています。

<関連ページ>
-TSKリクルートサイト
https://tsk-corp.jp/recruit/

一緒に働く仲間から、紹介コメントをもらいました! 

ササキさん(リクルートチーム):入社前に初めてカナガワさんと会った時、すでに知り合いかのような親近感がありました。初対面でも難なくコミュニケーションをとってしまう、これは誰にも真似できないカナガワさんの強みなのだと思います。後輩に対してもいつも対等な目線でお話されるので、「カナガワさんにならこれを相談してもいいかな」と思える、安心感のある優しい先輩です。どんな偶発的な出会いや出来事もポジティブに捉えて仕事を前に進めようとされる点もすごいと思います。そんなカナガワさんとTSKの未来を共創するリクルートチームメンバーとしてお仕事できていることを非常に嬉しく思っています!

トウリュウダニさん(総務経理):カナガワさんはとっても優しい大好きな先輩です!以前一緒にラジオに出演した際、アナウンサーの方にも引けを取らないほどハキハキとお話しされ、TSKについてわかりやすく発信されていて、とても感動しました。これからも私たちでTSKをじゃんじゃん盛り上げていきましょう!

カワシマさん(経営支援室):カナガワさんは部署は違いますが、労務関係の私の仕事を奪うくらいの意気込みの高さで頑張っています。未知の仕事でも躊躇なく取り組み、判断のつかないことは周りに聞きながら、上手に人を巻き込んでやり遂げる姿が印象的です。仕事はもちろん、プライベートの時間も大切にして、これからも活躍に期待しています。

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