メキシコのローカル資材メーカーでの調達でお悩みはありませんか？製品輸送時の品質問題は、どこにいっても重要視される課題です。日本では調達できたとしても、海外で同じような品質のトレイや資材を見つけるのは難しい状況にあります。では、どのようにして対応すればよいのでしょうか。

現地での資材調達に課題を感じていませんか？

• メキシコで新たに包装材を調達できる取引先を探している
• 輸送時の衝撃で部品が破損するなど、安定した品質のトレイが納品されない

メキシコは自動車関連部品の製造拠点が多く進出しているにもかかわらず、現地資材メーカーだけでは包装材の依頼先のレパートリーが足りないという現状があります。このような製造拠点は日系企業のメキシコ拠点として運用されている場合も多く、現地調達での対応に課題を感じている方も多いのではないでしょうか？

メキシコの包装材の課題と提案

段ボール

製品保護や作業効率の低下

段ボールのフラップを作るための溝の深さが場所によって均一ではなく、安定した品質が得られないということはありませんか？フラップが均一に閉じないと、内容物が箱に収まりにくくなります。加えて折り目やミシン目の精度が低いと、組み立て時に歪みが発生し、作業効率も悪くなります。結果として、輸送中に箱が変形して段ボールが破れやすくなり製品の保護性能の低下、積載の安定性の悪化につながります。

段ボールの厚み・強度のバラつき

段ボールの中しん（波型部分）とライナ（表裏の平らな紙）の接着が弱く、輸送中に剥がれることはありませんか？これらの問題は使用する糊の品質や塗布量の管理が不十分な場合に発生します。
また、ライナ紙や中しんの密度のバラつき・中しんのつぶれは、一定の強度を維持できず、厚みや剛性が不安定になります。結果として、耐圧強度や積載時の安定性の低下につながります。特にリサイクル材の使用比率が高い場合は、強度に影響が出やすくなります。

日本品質の段ボール

日本クオリティの段ボールは、溝や中しんの品質も安定した状態でお届けすることができます。

真空成形トレイ

トレイメーカー・トレイ材質の選択肢が少ない

トレイを作るうえで様々な材質がありますが、中でもＰＰ（ポリプロピレン）は耐熱性・耐薬品性・耐衝撃性に優れ、軽量で剛性が高い材質です。ＡーＰＥＴと比べると耐摩耗性を持ち、衝撃を吸収しやすく、割れにくい性質があります。ですがメキシコ現地では、トレイの材料となるシートの選択肢が少なく、特にＰＰの流通が少ない現状があります。
さらにメキシコでは、自動車関連部品の製造拠点が拡大する中で、自動車部品や電動車部品に求められる品質に対応できるトレイや梱包材の提供が、行き届いていないという課題も解決していません。

高温乾燥の環境による割れ・反り・変形

トレイの割れや反り、変形でお悩みではないでしょうか？メキシコは夏季になると場所によっては５０度を超える日があります。鋭い日差しによってコンテナやトラック内部が、８０度近くになることも少なくありません。ＰＰ以外のトレイの一般的な耐熱温度は６０～８０度と、メキシコの気温ではトレイ変形による製品の品質低下のリスクが上がってしまいます。
また、国土が広く長距離輸送が当たり前となるメキシコでは、時間や輸送中の衝撃によってトレイの反りや割れが発生することもあります。特に乾燥した地域ではプラスチックが脆くなり、輸送中に割れるリスクも高くなります。

輸送中の異物混入による品質低下

輸送による振動や衝撃が原因で、コンタミの発生やプラスチック片などの異物混入などの品質トラブルになった経験はありませんか？多くの海外工場ではコストを重視し、品質管理やコスト対策が日本ほど徹底されていない場合が多くあります。価格は抑えられますが、異物や寸法精度のトラブルが発生しやすく、結果的に不良品やリスクコストが増大する可能性があります。

リサイクル材の安定性

コスト優先でトレイの品質にばらつきがあることで、材質の安定性が低いことはありませんか？北米市場では環境配慮が重要です。使い捨てプラスチックの規制も強化されています。自動車関連部品の製造が進む中、環境対応しつつ品質を維持できるトレイが必要になります。

日系真空成形メーカーはＰＰから特殊材質まで提供可

メキシコ現地で供給の少ないＰＰトレイは、日系真空成形メーカーで提供することができます。高温地域や高温処理される製品などに対応できるＰＰトレイは、耐熱温度が１２０度～１３０度と熱によるトレイ変形や反りに強く、柔軟性があり輸送時の衝撃による割れにも強いです。

トレイの反り、割れ、コンタミを解消！

日系真空成形メーカーでは、ＰＰや特殊材質を含む様々な材質を駆使し、削れや割れ、高温による反りを最小限にしたトレイをお届けします。
また、導電性や精密性が問われる自動車部品・電動車部品を輸送する際は、輸送時の衝撃による削れやコンタミの防止が必要不可欠です。例えば、駆動系のギアはコンタミに厳しく、ちょっとした打痕や傷でもNGになるため、耐摩耗性のあるトレイで対応できます。ピストン・バルブなどは、トレイ割れによる品質低下を防ぐため、そして製造工程でアニール工程などの高温処理されることが多いため、耐摩耗性や耐熱性のあるトレイで対応できます。
このように高い品質が求められる自動車・電動車部品は、日系企業が提供するトレイで品質を維持したまま、安全に輸送することができます。”

品質や耐久性を確保できるリサイクル材

再生材の割合や品質の検査を実施し、リサイクル性を保ちながら強度や耐久性を確保することができます。例えばリサイクル材を利用しつつ、表面にはバージン材を使用したＶ－Ｒ－Ｖ（バージン－リサイクル－バージン）を採用するなどが挙げられます。廃棄後も再利用可能で、ＣＯ₂排出量削減にもつながります。これらの仕様によって環境配慮しつつ品質維持ができるトレイを実現します。そのほかＰＰやＡーＰＥＴ、パルプモールドなどもリサイクル性の高い材質です。

メキシコ現地のこのような包装材のお悩みは日系真空成形メーカーのＴＳＫメキシコが解決いたします！

メキシコ イラプアト

ＴＳＫは新たに、２０２４年１０月にメキシコ イラプアトに拠点を設立しました。

イラプアトは日系の自動車部品メーカーが集まるバヒオ地区が拠点周辺にある立地で、現在はお客様にトレイを輸送する中継地点として運用されています。日系の真空成形メーカーがメキシコに進出することで、包装材の依頼先不足問題の解消に貢献します。私たちＴＳＫは、日系真空成形メーカーとして、高品質なトレイを提供することができます。

さらに、ＴＳＫ ＪＡＰＡＮーお客様の日本法人の間で設計調整や情報共有をして、今後はメキシコで製造することも可能です。
お客様の調達担当者が現地にいらっしゃる場合は、ＴＳＫメキシコにも営業担当者が常駐しますので、メキシコで打合せをすることも可能になります。ＴＳＫメキシコに在中する担当者は、日本語・英語・スペイン語での意思疎通が可能です。

日本やベトナムで提供しているものと同等の品質のトレイを、メキシコでも提供することができます。

▲メキシコ拠点 イラプアト

ＴＳＫメキシコ 概要

海外資材調達はＴＳＫメキシコで

ＴＳＫメキシコは、自動車産業が活発に進むグアナファト州のイラプアトに位置し、日本クオリティの品質・提案・対応でトレイを提供します。

もし、メキシコなどで海外調達ができる包装材メーカーをお探しであれば、ぜひ私たちＴＳＫにご相談ください。メキシコで唯一の日系真空成形メーカーとして、皆様の海外調達をサポートさせていただきます。