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technology 解決できる課題

樹脂型で部品トレイの小ロット対応

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  • 金属部品
  • 低予算
  • 小ロット

こんなお悩みありませんか?

  • 既存の抜型を使用した発泡スチロール(EPS)トレイに別の部品を入れて運搬したいが隙間が空いてしまう
  • 部品トレイの使用枚数が少なく、金型に高額な費用をかけられない

金型の製造を工夫してコストカット

Before

1ロット(1,000個)ごとに数量管理できるように鉄板をトレイに入れていた。
元々使用していたEPSトレイでは1列に約400枚入り、1ロットで2列半ほどを占めていた。1列に半分ほどしか入らない列があり、隙間ができることにもったいなさを感じていた。
鉄板のサイズに合ったEPSトレイを新規製造しようとすると金型費用が非常に高額になるため、小ロットのトレイ製造のために新たな金型を作製することにためらっていた。

<部品トレイに必要な条件>

  • 2列で1ロット分の鉄板が収まるように寸法を調整したい。
  • 1トレイに3ロット(3,000枚)の鉄板が入るようにし、重さ約4kgに耐えられる仕様にしたい。
  • 工場内での使用で、工場間の移動は無い。
  • 作業台に4段積んで使用したい。
  • 鉄板とトレイとの摩擦で削れカスが発生しないようにしたい。

After

小ロットのため、簡易型である樹脂型にて真空成形トレイを作製した。

  • 樹脂型費用 74千円
  • 金型費用 223千円

さらにコストを抑えるために粗カットとし、材質はPP 1.0tを使用した。

現行トレイより溝の寸法を伸ばすことで2列に1ロットをきれいに収められた。1トレイに3ロット分の鉄板を無駄なく収めることができ、運搬工数の改善になった。

左:トレイの写真、右:樹脂型の写真

今回の事例のポイント

1.EPSの金型を新規で起こすことなく必要な部品トレイを製造できた。

2.部品トレイの小ロット製造は割高になりがちだが、簡易型を使用することでコストを抑えて製造できた。

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