technology 解決できる課題
精密機器用緩衝材の資材保管スペースを削減
- 電子部品
組立式の段ボール緩衝材でこのようなお悩みを抱えていませんか?
- 倉庫内の包装資材の保管スペースを圧縮したいが、有効な方法が見つからない。
- 包装作業時に段ボールパッドの組立・はめ込みに時間がかかっている。
材質変更することで大幅な保管スペース圧縮につながりました
Before
精密機器の包装用内装材に組立式の段ボールパッドを使用しており、組立前は平状態で保管していました。平状態にすると面積が大きくなり、保管スペースがとられてしまう点が悩みでした。
また、パッケージのコンセプト変更のために外箱サイズを小さくしたところ、緩衝性能を保つためには段ボールパットの使用が難しい状況になりました。
ポイント① 包装にかかる時間
段ボールパッドの組立と精密機器へのはめ込み時間として1個12秒。
ポイント② 包装資材の保管スペース
1パレットに1,250個分、1ロット20,000個分で16パレットのスペースが必要。
ポイント③ 外箱のリニューアル
外箱のサイズを小さくした場合、落下試験時における緩衝距離が短くなり設計が難しくなる。
After
ネスティング保管が可能な真空成形パッドに変更しました。保管スペース削減だけでなく、包装時の組立工数の削減にもつながりました。
ポイント① 梱包にかかる時間
組立と精密機器にはめる時間が1個当たり12秒から2秒になり、約83%の時間短縮。
ポイント② 梱包資材の保管スペース
1ロット20,000個分のパッドが1パレットに収まり、約94%の保管スペース削減。
ポイント③ 外箱のリニューアル
当初予定したパッケージを使用でき、外箱サイズは体積比で約21%縮小。
また、外箱の体積が減ることで出荷時の積載効率改善という副次効果も生まれました。
今回の事例のポイント
1.ネスティング保管できる真空成形パッドに材質変更し、包装資材の保管スペースを大幅削減しました。
2.段ボールパッドと比較して少ない体積でも緩衝性能を保てるため、外箱サイズの縮小や積載効率の改善に有効です。