technology 解決できる課題
建材用部品の過剰包装を解消
- 建材部品
部品輸送においてこのようなお悩みを抱えていませんか?
- 部品輸送のための包装が過剰となっており、包装作業や開梱作業に時間がかかっている。
- SDGsに対する取り組み目標として包装資材の使用量削減が課題となっている。
真空成形トレイを用いてリターナブルの包装形態に変更
Before
建材用部品を工場間輸送する際に、何重にも包装された形態で輸送していました。
<包装形態>
①建材用部品を1個ずつPE袋に入れる。
②PE袋5袋をインナーボックスに入れる。
③インナーボックス12箱をアウターボックスに入れる。
包装が何重にもなっているので包装作業や開梱作業に時間がとられており、課題に感じていました。
また、ワンウェイ仕様なので使用後に包装資材はすべて廃棄されており、環境負荷の面でも気になっていました。
部品包装の品質を保ちつつ、包装資材の廃棄量削減と包装にかかる作業時間の短縮ができないか検討を進めました。
After
工場間輸送に用いるため、ワンウェイ仕様の包装材をリターナブル仕様に変更しました。リターナブルにするためには耐久性を増す必要があり、内装材は真空成形トレイ、アウターボックスはプラスチックダンボールへ材質変更しました。これにより、廃棄物になっていたPE袋・インナーボックス・アウターボックスの3種類の包装資材を削減することができました。
また、真空成形トレイに部品を縦に入れることで出し入れがしやすくなり、作業時間の短縮につながりました。
改善効果
①環境適合性
・PE袋使用量の削減 6kg/年
・段ボール使用量の削減 75kg/年
合計81kg/年
②製造流通適性
・包装作業の時間短縮 5分/箱(8時間/年)
・開梱作業の時間短縮 5分/箱(8時間/年)
今回の事例のポイント
1.工場間輸送でワンウェイの包装材を使用していましたが、リターナブルの包装資材に切り替えることで工場内から出るゴミ削減となりました。
2.包装の資材の中に部品を包んでいたが、真空成形トレイに切り替えたことで部品の出し入れがしやすく効率化につながりました。